上賀茂神社
平安時代(794年~)以前から賀茂氏の氏神を御祭りする社として崇敬されてきた「上賀茂神社」。
正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」で、「賀茂別雷大神 (かもわけいかづちのおおかみ)」を御祭神としてお祀りしております。
御本殿および権殿 は国宝に指定され、ほかにも多数の重要文化財を有する由緒ある神社です。
1994年にはユネスコの世界文化遺産に登録され、国内のみならず世界的にも文化・歴史価値の高い場所として知られています。
紫式部もお参りされた
縁結びの神様を祀る「片岡社」
上賀茂神社の御祭神「賀茂別雷大神」の母君「玉依比売命(たまよりひめのみこと)」をお祀りした社。縁結び、恋愛成就、子授かりなどの御利益があるとされています。
紫式部はこの片岡社にちなみ
ほととぎす 声まつほどは 片岡の
もりのしづくに 立ちやぬれまし |
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という歌を詠んでいます(新古今和歌集:第三巻 夏歌)。
「ホトトギス(結婚相手)の声を待っている間、私は片岡の森の雫に濡れながら待つことにしましょう」という歌で、当時の恋愛観や衣装が朝露に美しく輝く様子を想像することができます。
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